プロジェクトストーリー
Project Story環境
健やかな環境を次世代へ
私たちは持続可能なまちづくりに向けて、今まで培ってきた技術と技能をもって課題の解決に取り組んでいます。「キヨサトソイルフロー」は資源の再循環化を促し、「エコジオ工法」は未来へ安心を紡ぎます。
リサイクルから生まれた特許製品
「キヨサトソイルフロー」
History 01
砂利採取プラントでは、各工程で洗浄に伴う泥水が発生します。この泥水はろ過・脱水処理され、水と泥土に分けられます。水は全て洗浄水として再利用されますが、泥土はその大部分の再利用が長年の課題でした。
そこで当社が着目したのが、流動化処理土です。一般的な流動化処理土は水に泥土を混ぜて泥水を作りますが、当社のプラントにはもともと泥水があります。その泥水を使って品質が安定した流動化処理土が作れないか試験を繰り返した結果、長時間(7時間まで試験済み)、性質が変化しない安定した品質の流動化処理土「キヨサトソイルフロー」を作り出すことに成功したのです。
原料の供給方法や品質の均一化が評価され、特許(第5395026号)ならびに、Made in 新潟(No.26D2003)に登録されたこの「キヨサトソイルフロー」は、現在、上越近郊はもとより、県内外のお客様からお引き合いをいただく製品として、ご愛顧いただいています。
受け継ぐ子や孫の世代へ
History 02
エコジオ工法との出会いは、まさに砂利採取業として逆境の真っ只中でした。 当時、建設投資が年々減少する中、砕石の需要も同様に減少の一途をたどり、低迷する市況を何とか打開しようと新たな活用方法や販路を模索していました。そこで出会ったのが砕石のみを使用して施工する地盤改良工法の「エコジオ工法」です。
小規模建築物の地盤改良工事という新分野への挑戦でしたが、今まで培ってきた土木技術と自社製品の砕石を組み合わせた工法であることや、その土地を受け継ぐ子や孫の世代へ、活用しやすい地盤を提供できる地盤改良工法であることから導入を決意しました。
現在、戸建て住宅を中心に、コンビエンスストア、病院、商業施設等でお取り扱いいただき、さらにはお客様自ら地盤改良が必要な際に「エコジオ工法でお願いしたい」と言っていただくようになり、広く認知されています。
持続可能なまちづくりへ貢献
History 03
「キヨサトソイルフロー」は、砂利採取プラントで発生する泥水を再利用することから、資源の再循環化を促進することが可能となりました。 また「エコジオ工法」は、天然の鉱物である砕石のみを使用する地盤改良工法あることから、将来家を建て替える時にすでに埋まっている砕石を撤去する必要がなく、環境に与える影響を減らすことが可能となりました。
このように持続可能なまちづくりに向けて歩みを重ねている当社ですが、さらに令和3年8月に次世代に向け新たな一歩を歩み出しました。 それは地域に根付いて約70年余り、建設業をずっと見続けてきた当社だからこそできること。 「未来の建設業の担い手を育てたい」「地域の課題を自社の事業を通して解決したい」。 そんな想いから始めた事業が「上越トレーニングセンター」です。
「上越トレーニングセンター」は、建設業に特化した講習・資格付与を通じて、建設業の仕事に対するやりがい、キャリア形成の機会を創造し、建設業に従事する未来の担い手を育てることで地域の課題解決を図り、持続可能なまちづくりに貢献します。